おもいやり

 

「日本のけじめ的な文化はあまり好きじゃない」と言ってくれた人がいる。

 

肩書きやレッテルと言う言葉がよく使われるけど、それを気にして身動きがとれなくなったり、それがなくなった時の喪失感や、何を頼りに何をするために生きればいいんだろうと言う気持ち。多分誰もが一度は感じたことがあるのではないかなと思う。

正直、それを気にして生きるのは疲れてしまうし、できるだけそんなことを気にせずに、自分らしく生きていたい。そんなことを誰もが思うのかなと思う。

 

そしてたまにそれがなくなったとき、ふわっとする自分の感覚があったりもする。それに縛られていたんだなぁと思ったり、本当の自分きたな〜とじわじわ実感したり。心の奥にしまっていた感情や気持ちが湧き上がってきたり。

 

いいこともある反面、孤独を感じることもある。コミュニティに所属していたり、誰かと一緒に活動していたら、きっとそれがなくなった時、孤独を少なからず感じる。

でも、わたしの周りの人たちは孤独を感じないよう、できるだけけじめを感じることがないように、自分を責めることがないように配慮してくれた。

いつも通り話しかけてくれて、普通の生活が続くように。特別ではなくて、平凡でいられるように。

そうすることで、たとえ肩書きが変わったとしても、自分を無理に変えたり、窮屈に、考えなくて良いのだから。

 

普通って本当に幸せだし、平凡が一番だなって心から思った。何も気にせずに、普通の1人の人間として過ごすこと。生活をすること。

 

自分もだれかがけじめをつけなければならないときに直面したとき、けじめをつけようと頑張っているとき、いつも通り接してその人が自分を見失わないように見守ってあげれる人になれたらなと思ったのでした。